神田川に架かる140の橋 よしきり橋

神田川写真集。東京・神田川に架かる井の頭池から隅田川(大川)までの神田川140の橋。
神田川の探索を通して、神田川歴史や江戸歴史をご紹介いたします。

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003-夕やけ橋(ゆうやけばし)

撮影 03/24 11:55   -BACK-   -NEXT-

神田川に架かる140の橋の3番目は夕やけ橋です。

夕やけ橋の外観
全体的な雰囲気がきれいでとてもいい感じです。
かの昔は夕やけがきれいに見えた場所だったのかも知れませんね。


京王井の頭線の「井の頭公園駅」から鉄橋をくぐって東側にかけては、神田川流域で唯一、川までおりて遊べる「せせらぎ」となっています。

自然がそのまま残されているというのではなく、人工的に作られた「せせらぎ」ではありますが、手ごろな石がごろごろしていて靴のまま対岸に渡ることができ、家族連れで遊ぶのに最適な場所となっています。

夕やけ橋の親柱
きれいな橋ですが、親柱の下部が汚れています。
たわしで水門橋とともに清掃したい・・・・


昭和60年代、東京都による河川改修の当初計画では、周辺の樹木約400本を伐採、すぐ下流の神田上水場付近と同様の切り立ったコンクリートの護岸で固められる予定であったとのことですが、昭和58年4月に「井の頭神田川を考える会」が結成され、4年間東京都と折衝した結果、計画を変更し、昭和62年3月に「土の岸辺」が保たれることになったそうです。

この親水エリアの東のはずれに架橋されたのがこの「夕やけ橋」で、この名称は地元住民の発案によるものだそうです。

台風のたびに増水し、付近住民に被害を与えてきた神田川ですが、安全を重視するために多くの場所がコンクリートの護岸(ごがん)で固められてしまっています。

安心・安全と自然とのふれあいによるくつろぎは、トレードオフの関係にあるのが通例ですが、ここ「夕やけ橋」では、自然とのふれあいを大切にしたい付近住民の声のおかげで、かつての姿にできるだけ近い形で「せせらぎ」が残されているんです。

もともと人工的に手を加えて流れを変えてきた神田上水の歴史自体が、自然に対する人工的知性の勝利であったわけですが、自然を生かそうという気持ちが強く全面に出た神田川流域では珍しい場所ということが、この「夕やけ橋」では言えますね。

親柱(おやばしら)

橋の両側に立つ柱の石。橋名とか架橋年月日を彫り込むんですね。

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