神田川に架かる140の橋 神田橋

神田川写真集。東京・神田川に架かる井の頭池から隅田川(大川)までの神田川140の橋。
神田川の探索を通して、神田川歴史や江戸歴史をご紹介いたします。

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057-神田橋(かんだばし)

撮影 03/24 15:34   -BACK-   -NEXT-

神田川に架かる140の橋の57番目は神田橋です。

神田橋の外観
神田橋の外観


神田川沿いには流石に「神田」の名を冠する橋は多いが、この橋の前後には、056-向田橋、058-角田橋といった具合に「田」がつく橋の名前が多い。

もしかしたら神田川ではなく、本来の「神田」が名前の由来かも知れない。

神田とは、神社が所有している田のことで、それに対して寺院が運営する田のことを「寺田(てらだ)」という。

8世紀に成立した法律である「大宝律令(たいほうりつりょう)」・「養老律令(ようりょうりつりょう)」では、神田に関する規定がおかれていて、「神田」は神社の所有物ではなく、神様のものなので「不輸租田(ふゆそでん 租税が免除された田)」とされた。

神田はもともとは律令制における制度であったが、律令制が崩壊した後も不輸租田とする伝統は残り、現在でも多くの神社で神様に供えるための米を収穫する田として神田が存続している。

全国各地にある「神田」の地名は、この神田を由来とするところがほとんどであるということである。

この橋の名前につけれれた神田もそのような神田の一つなのだろうか?

058-角田橋の近くには「多田神社(ただじんじゃ)」があり、かつて「多田神社」にちなんだ名前「多田田圃(ただたんぼ)」と呼ばれた豊かな田圃があったという。

その田圃は現在では宅地化されてしまったというが、この「多田田圃」こそが「神田」の正体なのかも知れない。

神田橋の親柱
神田橋の親柱


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