神田川に架かる140の橋 むつみ橋

神田川写真集。東京・神田川に架かる井の頭池から隅田川(大川)までの神田川140の橋。
神田川の探索を通して、神田川歴史や江戸歴史をご紹介いたします。

スポンサードリンク

033-むつみ橋(むつみばし)

撮影 03/24 14:06   -BACK-   -NEXT-

神田川に架かる140の橋の33番目はむつみ橋です。

むつみ橋の外観
むつみ橋の外観


「むつみ橋」は032-八幡橋と034-弥生橋の間に架かる橋で、右岸は杉並区高井戸、左岸は杉並区浜田山です。

この辺りの神田川にはかなりの鯉が泳いでおり、水が綺麗である事が想像できます。

下流の037-神田橋南詰めから西にかけては「杉並区立下高井戸運動公園」で、桜並木が続いています。

この公園は、平成2年に発掘された「蛇場見(じゃばみ)遺跡」がある場所です。

「蛇場見」とは不思議な名前ですが、この辺りに昔あった地名のようで、今は遺跡の名前に残っているぐらいですね。

「蛇場見遺跡」をはじめとして、神田川中流域には、縄文時代早創期(約1万2千年前)の遺跡が集中的に発見されており、区内における最初の縄文人はこの辺りにたどりついて、その後各地に拡散した可能性があるらしいとの事です。

区内で遺跡の数が増加する傾向が見られるのは縄文時代中期のころで、そのころの遺跡が環状集落ということで028-塚山橋に紹介した下高井戸の塚山遺跡です。

神田川はどうやら1万2千年以上も昔から人々にとって魅力的な環境を形成していたようです。

ところで「蛇場見」の地名は全国で見られますが、それらに共通して見られる特徴は、崩壊・浸食地形を意味しているというで、「ジャ」とは、崖などが崩れ落ちたところを意味するという事です。

縄文時代の集落は、丘陵地の先、湧き水が出るようなところに作られることが多く、考古学の知識のある者であれば、概ねどのあたりに遺跡があるか想像できるらしいです。

そのような場所であれば「蛇場見」があってもおかしくないですね。

この辺りもそのような土地だったのでしょう。

むつみ橋のネームプレート
むつみ橋のネームプレート


スポンサードリンク

-BACK-   -NEXT-