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栄橋(さかえばし)
神田川に架かる140の橋の83番目は栄橋です。
栄橋の外観
「栄橋」は、「伏見橋」と「淀橋」の間に架かる橋である。
この栄橋近くの神田川から、用水路が昔分水していて、隣の「伏見橋」の東側を南北に通り抜けて、「万亀橋」辺りまで続いていたようである。
この橋のたもとに淀橋の名前の由来を書いた説明板がある。
「淀橋」の由来自体面白いお話ではあるが、「淀橋」のところで詳しく説明したので、ここでは割愛することにする。「栄橋」の東側は、新宿区北新宿二丁目にあたるが、古い家屋が次々に取り壊されて、街の様相が激変している地域でもある。
西新宿にある高層ビル群はこの辺りからも良く見える。この辺りの神田川の護岸は、平成元年前後に整備されたもので、左岸は中野区、右岸は新宿区となっており、両岸とも歩道が整備されていて、散歩に適している。
中野区側の歩道には「神田川四季の道」という案内板が立っていて、川沿いの案内図とともに四季を彩る花の一覧が描かれている。
一方の新宿区側の歩道には「水と緑の散歩道」という案内板が立っている。
中野区側が四季の花に力を入れ、新宿区側は緑の多い樹木が主体となっているようである。
中野区側と新宿区側の対称が面白い地域である。町並みも対照的でマンションが多いのは中野区側で、新宿区側には玄関先に植木の並ぶ下町的な民家が多かったのだが、それが近年の都市再開発で次第に取り壊されており、近く同じような町並みになってしまうのだろうか。
この橋の東200メートルほどのところには、ダンス、バレエなどの貸しスタジオの集合体である「新宿村スタジオ」がある。工場の様な5階建ての建物に、大小43室の貸しスタジオがぎっしり詰まっていて迫力を感じる。
栄橋の親柱
栄橋近くのマップ
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