神田川に架かる140の橋 正用下橋

神田川写真集。東京・神田川に架かる井の頭池から隅田川(大川)までの神田川140の橋。
神田川の探索を通して、神田川歴史や江戸歴史をご紹介いたします。

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024-正用下橋(しょうようしもばし)

撮影 03/24 13:20   -BACK-   -NEXT-

神田川に架かる140の橋の24番目は正用下橋です。

正用下橋の外観
正用下橋の外観。
塗装工事の足場があります。
工事がこれから?それとも終わったのかな?


正用下橋の「正用(しょうよう)」は現在の高井戸東三丁目付近にあった字名で、

の地名があったということです。

江戸時代にも「正用」の地名は見られることから言われのある名前であると思われます。

下級の荘園領主が農民に耕作させて直営地化した土地のことを「正作(しょうさく)」「用作(ようさく)」と言いますが、それにちなんでつけられた名前なのかも知れません。

正用下橋の親柱
正用下橋の親柱。
これも橋名札だけが交換されたような痕跡があります。


022-佃橋のところにも書きましたが、この界隈にそのような直営地を経営した荘園領主が居たとしても不思議ではないのです。

この古くからある地名は、近くの「高井戸正用公園(たかいどしょうようこうえん)」等にその地名の名残が見られます。

ちなみに荘園領主というと武士のような存在を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、中世の荘園領主の中で上級領主は「本家」と呼ばれた上流公家階級で、寺社、荘官・地頭と呼ばれた下級領主が武士のような存在です。

この辺りから上流にかけては、現在のコンクリート護岸が出来る前には「高井戸堤(たかいどづつみ)」と呼ばれる桜の名所として知られていました。勿論、現在も川の両岸の桜並木は美しいです。機会ありましたら、桜の季節に散策して見て下さい。

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