東京・神田川 橋の写真集



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本郷橋(ほんごうばし)

撮影 03/24 16:17  -BACK-   -NEXT-

 

神田川に架かる140の橋の65番目は本郷橋です。

 

本郷橋(ほんごうばし)

本郷橋の外観

 

本郷というのは、このあたり一帯の神田川沿いの古い地名のようである。

 

江戸時代から明治時代にかけては「本郷村」と呼ばれ、昭和42年までは、本郷橋の南側に本郷通三丁目の地名が存在した。川の南には本郷通りという通りがあり、近くに中野本郷小学校があるなど「本郷」の地名の名残は随所に散見できる。

 

「本郷」という地名は、一般的にある地域の中心集落を指すことが多いが、この場所も神田川の水利に恵まれた場所であり、「中野長者(なかのちょうじゃ)」伝説があるなど、古くからかなり開けた場所であったことが推測できる。

 

「大字本郷(おおあざ ほんごう)」は

 

  1. 「塔屋敷」
  2. 「根河原」
  3. 「鐘附面」
  4. 「小向」
  5. 「五反田」
  6. 「道玄」
  7. 「薬師堂」
  8. 「塩辛田」
  9. 「山ノ下」

 

の字から成り立っていたという。

 

「五反」は約0.5ヘクタール(約1500坪)だから、1500坪の田圃と、塔があるお屋敷、薬師様を祭るお堂、村のはずれの小山などがあったのだろう。

 

一つ下流の「柳橋(やなぎばし)」のところでの「塩辛田」での推理が正しければ、この村では砂鉄を採集し、砂鉄を取った後の廃砂を利用して畑も作られていたのだろう。

 

「中野長者」こと、「鈴木九郎(すずきくろう)」が出家して自宅を「成願寺(じょうがんじ)」としたが、そのときに諸堂、三層の塔を造営したことから、今でも「成願寺」内には「塔屋敷(とうやしき)」と呼ばれる場所があることも思い出す。

 

中野長者に関連のある村だったのであろうか?

 

 

 

本郷橋(ほんごうばし)

本郷橋の親柱

ひゃー、ピンボケですね。

 

 

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