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むつみ橋(むつみばし)
神田川に架かる140の橋の18番目はむつみ橋です。
むつみ橋の外観
川の中央に人口石が置かれています。
「むつみ橋」は 017-あかね橋と 019-錦橋 の間に架かる橋であり、住所は杉並区高井戸です。
神田川にはひらがなで書く「むつみ橋」と漢字で書く「睦橋」を合わせて、合計3つの 同名のむつみば橋が存在しますが、その中で一番上流に位置する橋がこの、「むつみ橋です。
川沿いから左手の高台へ上る石段を高井戸西一丁目住宅地を抜けて進むと、老人福祉施設として知られる「浴風会(よくふうかい)」の建物が目に入ります。
大正12(1923)年の関東大震災の後に、扶養者のいない罹災老人を保護する目的で立てられた施設で、現在は老人医療・介護などの総合施設となっています。
むつみ橋の親柱。
草葉の陰ですね
「浴風会」の本館は、大正15年に「内田祥三(うちだよしかず)氏らにより設計されたもので、中央に塔を配置し、垂直線が強調された姿は、同じく内田氏が手がけた「東京大学安田講堂(やすだこうどう)」と共通するもの。
平成13年3月に東京都から東京都景観条例に基づく、第37番目の「東京都選定歴史的建造物」の指定を受け、平成16年11月から17年3月にかけて、都の「歴史的建造物の保存に係る事業費補助」を受け、劣化した外壁材と防水層の改修工事をしてきれいになっています。
ちなみに「東京都選定歴史的建造物」は他には、「三越本店(みつこしほんてん)」「早稲田大学21号館(大隈講堂)」「東京大学七徳堂(しちとくどう)」など早々たる顔ぶれが並びます。
赤いレンガの外壁、中庭の礼拝堂など歴史の重みを感じさせる風情がこの建物にはあります。
神田川散策のついでに見学してみても良いかも知れませんね。
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