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弁天橋(べんてんばし)
神田川に架かる140の橋の51番目は弁天橋です。
工事中の弁天橋の外観
弁天様は休暇?
「弁天」とは「弁財天(べんざいてん)」、即ち七福神の一つで、もともとインドのヒンドゥー教の神様であるサラスヴァティー神のことです。
川の神様なので、日本でも水辺、島、池などの水に関係にするところに祀られることが多く、神田川の源である井の頭公園にも弁財天が祭られています。
一般には「琵琶(びわ)」を弾く妖艶な姿で現される神様ですね。
もともとは「川」の神様なのですが、川がもたらす恵みから豊穣の神様とも言われ、またさらさらと流れる川の音が音楽を奏でるようだということから音楽の神様ともなっています。
「琵琶」を持っているのはその意味なのです。
「弁財」の漢字からの連想で、「弁論」の神様ともなり、「財」の漢字からの連想で財宝の神様も兼務することになったらしいです。
鎌倉市にある「銭洗宇賀福神社(ぜにあらいうがふくじんじゃ)」、通称「銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)」は、弁天に参詣してお金を洗うと財産が増えるといわれますが、「財」の字からの連想なんでしょう。
ちなみに「神田明神」は江戸の鎮守ですが、最近では秋葉原が近いことから「ITの神様」としても崇拝されており、時代に合わせて神様のご利益も多角化しているんです。
最近の神様は忙しいですね。
七福神はおめでたい神様として、日本各地で崇敬を集めていますが、他の6柱の神様は、
「福禄寿(ふくろくじゅ)」
「寿老人(じゅろうじん)」
「布袋(ほてい)」
「毘沙門天(びしゃもんてん)」
「大黒天(だいこくてん)」
「恵比寿(えびす)」
です。
橋の名前も七福神の弁天にちなんだもので、由来となっている弁天様は、橋から南にある「専修大学附属高校」の裏手に小さな社があります。この境内には、龍が水を飲む姿が彫られた石作りの水鉢があります。
弁天橋の名前シール
これがなかったら弁天橋とは判りませんね
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