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久保前橋(くぼまえばし)
神田川に架かる140の橋の93番目は久保前橋です。
久保前橋の外観
これもさくらが撮影の障害に・・・
久保前橋の東側一帯に、古くは「久保田」の小字があった。
川沿いの窪んだ地形からつけられた名前であるが、橋の名前のそれと同じ由来のようである。
この久保前橋の西側は、「落合水再生センター」の施設が続き、ここから歩道橋のような階段が施設上にある落合中央公園に続いている。
この歩道橋のような階段の上は実に見晴らしが良く、付近の住民が犬を連れて上の落合中央公園まで散歩している姿が見られる場所だ。
春の桜の季節には、橋の上から、神田川沿いの桜を撮影するのもいいかも知れない。
落合中央公園は、昭和39年の処理場建設当初から、住宅地ということを考慮して、周期を防ぐために処理施設をコンクリートでふたをして、その上に公園を設けるという画期的な設計で、現在は野球場やテニスコートが整備され、処理施設の上とはとても思えない広々とした緑の空間となっている。
そして落合中央公園を抜けた辺りが、元禄6(1693)年創建の「泰雲寺(たいうんじ)」の跡地である。
「泰雲寺」は禅宗である「黄檗宗(おばくしゅう)」の寺院である。
二世の「了然尼(りょうぜんに)」は、自らの余りの美貌が人を不幸にしたことを悔やみ、その美貌を焼いて「白翁(はくおう)」に師事したという伝説が残されている。
明治時代になって港区の「瑞聖寺」に合併され、「了然尼」のお墓も「瑞聖寺」に存在する。
久保前橋の親柱
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