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華水橋(なはみずばし)
神田川に架かる140の橋の116番目は華水橋です。
華水橋の外観
スマートな橋ですね
「華水橋(はなみずばし)」の名前の由来は定かではないが、かつての江戸川の桜並木と関係あるのではないかという人もいる。
だとすると花見の季節に、この橋の下の江戸川に桜の花びらが浮かぶ姿からこの名前がつけられたのであろうか?
確かに神田川の界隈は桜並木が有名であり、神田上水公園辺りの桜の盛りには、神田川が桜の花びらで覆われるほどである。
さて、華水という言葉は茶の湯の世界でも使われる。
本草学(ほんぞうがく 江戸時代の薬学のようなもの)で有名な「養生訓(ようせいくん)」(貝原益軒 かいばらえきけん)に薬を煎じるときに用いる水のことが出ていた。
「井華水」といって夜明けに汲む水というものが書かれており、その性質は平で、甘く、毒性がなく、病人の陰を滋養するための薬を煎じるときはこの水が最高だという。
千家の茶道でも、この水でお茶を立てるのが 一番いいそうである。
茶の湯に使ったのか、桜並木に使ったのか?
定かではないところである。
この橋から北に入ると、すぐに巻石通りに出るが、その先を「大日坂(だいにちざか)」 が小日向台地に続く。
坂を上ると、右手に「妙足院大日堂(みょうそくいん たいにちどう)」の祠があり、坂の名前はこのお堂にちなむものである。
大日堂は寛文2(1662)年の建立と伝えられている。
華水橋の親柱
なんとな綺麗に感じますね
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