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弥生橋(やよいばし)
神田川に架かる140の橋の34番目は弥生橋です。
弥生橋の外観
弥生橋とは響きの良い名前の橋ですね。
文京区の弥生で発見された土器が「弥生式土器」と名づけられたというのが「弥生時代」「弥生式土器」の名前の由来ですが、もともとの地名である「本郷区向丘弥生町(むこうがおかやよいちょう)」の由来は、旧暦3月を意味する「弥生」とのこと。
何でも現在の東京大学農学部の土地は、御三家の一つである水戸徳川家の「中屋敷(なかやしき)」であり、幕末の藩主であった「徳川斉昭(とくがわなりあき)」が、「中屋敷」の3月(弥生)の風景をめでたことに由来するといいます。
ちなみに旧暦の月の名前は、1月から順に
- 1.「睦月/むつき」
- 2.「如月・更衣・衣更着/きさらぎ」
- 3.「弥生/やよい」
- 4.「卯月/うづき」
- 5.「皐月/さつき」
- 6.「水無月/みなづき」
- 7.「文月/ふづき」
- 8.「葉月/はづき」
- 9.「長月/ながつき」
- 10.「神無月/かんなづき」(出雲では神有月/かみありづき)
- 11.「霜月/しもつき」
- 12.「師走/しわす」
で、その頭文字をとって「むきやうさみふはなかし(無興三味譜は長し 面白くない三味線の譜面は長い)」と言って覚えますね。
この橋も旧暦もしくは新暦の3月に関係する名前をつけているのでしょうかね?
旧暦の3月は、新暦の1月の末から2月の末頃のことを言いますから、もし旧暦の3月だとして、「弥生町」と同じように、この橋の近くに愛でるべき景色があるとしたら梅か何かの花でしょうね。
新暦の3月だとしたら、3月の末ならこの界隈でも桜が楽しめます。
「弥生」の時期にここで何があったのでしょうか?
弥生橋の名前
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