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鎌倉橋(かまくらばし)
神田川に架かる140の橋の29番目は鎌倉橋です。
鎌倉橋の外観
画像を拡大してみて下さい。
川に緋鯉(ひごい:赤や黄色など色鮮やかな鯉)が泳いでいます!
「京王線(けいおうせん)」の「上北沢(かみきたざわ)」駅を降りて、踏み切りから北に進んで甲州街道(国道20号線)を右折してすぐの丁字路に「鎌倉街道入口(かまくらかいどういりぐち)」という標識があります。
ここから北上する道が昔から「鎌倉街道」と呼ばれてきた道で、これにちなんで「鎌倉橋」の名前はつけられたようです。
鎌倉街道の碑。
鎌倉橋の由来の説明掲示板。
江戸時代に発行の地誌「武蔵名勝図会(むさしめいしょうずかい)」には、「鎌倉橋は、上下高井戸宿の境にあり、古えの鎌倉街道が南から来て宿川原のあたりで多摩川を渡りこの鎌倉橋に出る。」とあって、「鎌倉街道が通っているゆえに鎌倉橋という」という記述が見られます。
甲州街道を越えた先、二股の「庚申堂(こうしんどう)」の所で道はカーブしますが、ほぼ真っ直ぐな道です。
橋の手前には「塚山(ささやま)公園」という緑地があり、発掘調査により縄文時代の環状集落跡や土器・石器が多数発見された場所でもあります。橋が架かる場所は現在の地名では杉並区高井戸ですが、最近まで字名でも「鎌倉橋」という名前が使われていたということです。
鎌倉橋の親柱。
橋をわたると道は真っ直ぐに北上し、最初の信号の先の角を右に曲がって細い道を進むと、井の頭線西永福駅の西側に出ます。
この道が鎌倉街道の続きということで、鎌倉橋から上流の流路は北西の方向へと続き、次の028-塚山橋まで、「塚山公園」沿いに桜並木が続きます。
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